トヨタ純正ディスプレイオーディオでアマゾンFireTVを視聴する方法とは
よくあるお問い合わせに答えていくシリーズです。
よくある質問
トヨタ純正のディスプレイオーディオでアマゾンFireTVを視聴できるのか?そしてもしできる場合どのような製品を使えばいいのか
という疑問に答えます。
答えとしては「できます」
本題に行く前に、アマゾンFireTVって何?という方もいると思いますので解説します。
アマゾンFireTVとは
「Fire TV Stick」とは、テレビに接続して使う映像出力機器のこと。ネット設定を行えば、AmazonプライムビデオやNetflix、YouTubeなどの映像配信サービスをテレビの大画面で楽しめるようになります。
詳しくはこの記事がわかりやすいので参考にしてください。
今回はこの家庭用テレビに広く使われているアマゾンFireTVをクルマで、しかもトヨタ純正のディスプレイオーディオで使うやり方を説明します。
では、どうすればアマゾンFireTVを視聴できるのか。
それはディスプレイオーディオ専用に作られた映像入力アダプターを使用します。
この製品は簡単に言うとディスプレイオーディオに映像を割り込ませることのできる機器です。
これを使えば通常ミラーリングできないトヨタ純正のディスプレイオーディオにアマゾンFireTVの映像を割り込ませられます。
使用する製品
トヨタ純正のディスプレイオーディオでアマゾンFireTVを視聴するには以下のようなシステムがオススメです。
ここでは各製品について説明します。
1 トヨタディスプレイオーディオ用外部入力アダプター「AVX02」
これは先述したトヨタ純正ディスプレイオーディオに映像入力するための機器です。
走行中に映像が見られるテレビコントローラー機能も内蔵していますので、走行中でも映像が映るようになります。
※この製品には適合があります。すべてのディスプレイオーディオ車に使えるとは限らないので必ずメーカー公式ページで確認してください。
アマゾンFireTVの映像はHDMIというデジタル信号です。このままではディスプレイオーディオと接続できません。ディスプレイオーディオが対応しているアナログ映像(RCA、いわゆる赤白黄)に変換する必要があります。
「IF36」はそのための映像変換器です。
3 アマゾンFireTV
アマゾンが発売している映像再生端末です。
一般的な使い方は家庭用のテレビのHDMI入力に接続し、インターネットを繋げることで多くの動画配信サービスを見ることができます。
今回はこの端末をクルマに取り付けるわけですが、USB電源とインターネット環境があれば車内でも問題なく使うことができます。
※アマゾンFireTVには2020年8月現在3種類のモデルが存在していますが、どれでも使用可能です。ただ「Fire TV Cube」は電源がUSBではないので不向きかもしれません。
4 テザリング可能なスマートフォン、もしくはモバイルWi-Fiルーター
アマゾンFireTVはWi-Fiを通じてインターネットに繋げないと機能しません。
一般的に車内にはインターネット通信がないので、以下の2つの方法のどちらかで用意する必要があります。
A:スマートフォンをWi-Fiスポットとして使う(テザリング)
ほとんどのスマートフォンには、スマートフォン自体をWi-Fiルーターとして使う「テザリング」という機能が 備わっています。そのテザリング機能をONにすることによって、他の端末からWi-Fi接続できるインターネット環境を用意することができます。
※通信キャリアやプランによっては有料オプションに加入する必要があります。
B:ポケットWi-Fiを使う場合
簡単な設定をするだけで家でも外でも自由にインターネットが楽しめる通信端末です。多くの場合、携帯電話と同じように通信会社と月額の契約を結んで使用します。
まとめ
上記4点を使えばトヨタ純正ディスプレイオーディオでアマゾンFireTVを見ることができます。総額はビートソニック製2点で40,000円(税別)+アマゾンFireTV費用+取付費用です。
取付には専門的な知識とスキルが必要になりますので、お近くのカーディーラーやカー用品店、電装品取付店での取付を推奨しています。
また、このシステムでiPhoneミラーリングをすると純正CD/DVDプレーヤーとの共存はできません。すでに純正CD/DVDプレーヤーが装着されている車の場合は取り外す必要がありますので注意です。
ディスプレイオーディオは拡張性がないように思われていますが、ビートソニックの外部入力アダプター「AVX02」を使うことにより、拡張性が出てきます。
詳しい情報はビートソニックの製品ページでご確認ください。