トヨタのディスプレイオーディオを徹底解説 映像入力やミラーリングはできるのか
2019年9月に発売されたカローラを皮切りにカムリ、C-HR、グランエース、アルファード / ヴェルファイア、ヤリスと続々と標準採用されているのが今回解説するトヨタのディスプレイオーディオ(DISPLAY AUDIO)です。
これまでトヨタ車に広く設定されていたディーラーオプションナビとは大きく変更されているところもあるので、わかりやすく解説していきたいと思います。
ディスプレイオーディオとは?
ディスプレイオーディオ(DISPLAY AUDIO)は、スマホと接続することを前提としたディスプレイ付きのオーディオデッキです。
スマホと接続するのが前提となっているので、単体で多くの機能を持っているわけではなく、ラジオを聴く、音楽を聴く、ハンズフリーで電話をかける(受ける)程度です。
他の機能の多くはオプション扱いになっており、追加費用を払うことによって使用可能になります。
以下はトヨタのディーラーオプションナビの上位機種との機能の差です。
ディスプレイオーディオ | 機能 | ディーラーオプションナビ (NSZT-Y68T) |
○ | ラジオを聴く | ○ |
○ | 音楽を聴く | ○ (ハイレゾ対応) |
○ | 電話をかける | ○ |
○ | USBを再生する | ○ |
○ | CD&DVDを再生する | ○ |
オプション※1 (33,000円) |
地デジTV視聴 | ○ |
オプション T-Connect (110,000円) エントリーナビ (66,000円) |
ナビ機能 | ○ (T-Connect) |
X | 映像入力(ミラーリング) | ○ (HDMI) |
○ (デジタル接続) |
純正後席モニター対応 | ○ (デジタル接続) |
○ | SmartDeviceLink対応 | ○ |
○ | Miracast(ミラキャスト) | X |
オプション※2 (33,000円) |
Apple CarPlay&Android Auto | X |
※1 CarPlay/Android Autoも使用可能 | ||
※2 地デジTVも使用可能 |
既存のディーラーオプションナビと比べると機能やオプションが大きく変わっています。
Apple CarPlay(カープレイ) とAndroid Auto(アンドロイドオート)について
このディスプレィオーディオに自身のスマートフォンを接続することによって使用可能になる「Apple CarPlay」と「Android Auto」(オプション申込が必要)
この「Apple CarPlay」と「Android Auto」、一体何ができて、何ができないのか詳しく解説していこうと思います。
・Apple CarPlay
Apple CarPlayとは、iPhoneの機能を車に搭載されたカーナビやモニターのディスプレイに表示させることができる機能です。
ただし、iPhoneの中のすべてのアプリが使用できるわけではなく、CarPlay対応のアプリのみが使えます。基本的に動画など画面を注視するようなアプリはApple CarPlayには対応していません。
主に以下のようなマップ系、音楽系のアプリがメインです。
これらのアプリをクルマの中で快適に使えるような機能がApple CarPlayと考えていただければいいと思います。
マップ系アプリ マップ(純正)、Googleマップ、Yahoo!カーナビ など
音楽系アプリ ミュージック(純正)、Spotify、Amazon Music など
・Android Auto
Android Auto(アンドロイドオート)とはGoogleが開発した機能で、カーナビや車載モニター上でアンドロイドスマホのアプリが使えるようになります。2015年にリリースされました。
Android Autoに対応するアプリと連携でき、カーナビ機能だけでなく音楽再生やメッセージアプリなども幅広く使用できます。
ただ、こちらもApple CarPlay同様に動画系のアプリやゲーム系のアプリは非対応です。
代表的な対応アプリは以下の通り
マップ系アプリ Googleマップ、Wase(ウェイズ)など
音楽系アプリ Google Playミュージック、Spotify、Amazon Music など
映像入力やミラーリングは可能なのか
上記の表でもあるように、ディスプレィオーディオは標準で映像入力の機能がありません。スマートフォンの映像をカーナビに映すいわゆる「ミラーリング」も映像入力の機能が必要なのでディスプレィオーディオでのミラーリングは不可能です。
ただし、以下で紹介している
トヨタディスプレイオーディオ用外部入力アダプター「AVX02」を使えばミラーリングは可能です。
ディスプレィオーディオ用の製品の案内
ビートソニックでは皆さんのカーライフをもっと快適にするためにディスプレイオーディオ用の製品を開発しています。
■ディスプレイオーディオに映像入力することができる
ビートソニックが開発した外部入力アダプターを使うことによって、ディスプレイオーディオに映像と音声の入力が可能になります。これにより不可能だと思われてきたiPhoneをつないでのミラーリングやFireTVをつないでの動画配信サービスの視聴が可能になります!
できること
・iPhoneをつないでミラーリング
・アマゾンFireTVをつないで動画配信サービスを視聴する(視聴可能サービス例:YouTube、Netflix、Hulu、アマゾンプライムビデオなど)
■走行中でも地デジやDVDの視聴、ナビの操作ができる
テレビ/ナビコントローラー「STNシリーズ」を接続すると走行中でもテレビが映り、走行中でもナビの操作が可能。
同乗者のためにTVを見れるようにしたり、同乗者にナビの設定をしてもらうときに便利です。
本製品のオン/オフ操作はお車のハンドルのステアリングスイッチを使用するため外付けスイッチ不要。
外付けスイッチや配線が表に出ないので、純正の見た目そのままで走行中のTVの視聴やナビの操作が可能になります。
●純正ステアリングスイッチを使用
ステアリングスイッチを使用するので外付けスイッチが不要です。 純正の見た目そのままで走行中のTVの視聴やナビの操作が可能になります。●使いやすいインターフェース
他社にないステアリングスイッチの操作方法の選択や機能の選択など、 ご使用いただく方にとって最適な状態で使っていただけます。●カプラーオンで取付可能
専用設計によるカプラーオンなので、純正配線を傷つけることなく簡単に接続することができます。
●外付けスイッチ不要
外付けスイッチや配線が表に出ないので、純正の見た目そのままで走行中のTVの視聴やナビの操作が可能になります。